EJのエンジン特性 水平対向エンジン特有のサウンドと低重心化、アルミブロックによる軽さが魅力のEJ20/25。 ただ、ビッグボアでショートストローク、さらにピストンは重力に逆らって動く水平対向という構造から、ピストンの首振りが大きくなってしまうデメリットも持つ。そのため直列やV型に比べるとオイルの消費も目立ち、オイル管理が大切となるエンジンでもあります。 EJ20とEJ25は排気量が異なるものの基本構造は同じなので、使用するオイル粘度は基本的に同じでOKです。
EJ 7.5W 42のオイル特性 基本粘度を5W 40とし、その上でショートストロークによるトルク不足の解消。ピストンの首振りが大きいことに大きく関係する密封性の向上、さらにレスポンスのことも考えて、柔らかさすぎず硬すぎない7.5W 42に設定。限界油温は142℃で、300ps台のEJ20/25にベストな設定。 しかし、レガシィやフォレスターでほとんど高回転を使わないというなら、300ps台でもSR(スーパーレスポンス)シリーズの5W30でOK。400psオーバーなら10W50のJZ-Gが◎です。